「G1トーキョー・ベイ・カップに向けて」俺のコラム #023

今月はSGボートレースダービーも控えており、グランプリ出場をかけた記念戦線は本格化していくこととなる。そんな中、2020年10月5日よりボートレース平和島で「GⅠ開設66周年記念トーキョー・ベイ・カップ」が開幕する。暮れの大一番・グランプリが平和島開催とあって、東京支部の選手は何としても出場したいという強い思いを胸に秘めて走るのだろう。

さて、常日頃から高配当を狙っている俺だが「記念だから」と無条件で一般戦より注目している(舟券的に)ということは正直ない。いつも通り、機力や選手特性などをベースに「狙い所があれば買う」それだけのことだ。

 

注視する点

まず、「平和島」と「戸田」は間違いなく“特殊扱い”だ。現代のボートレースで最も有利であるはずの1号艇(イン)選手が負けても、人気薄の伏兵選手が意表をついて突き抜けても、他場に比べるとそこまで驚くような配当が付かないことが多々あるのだ。

4カド捲りの舟券を的中させてガッツポーズを決めても「配当はこれだけ?」と寂しい思いをしたことがあるのは俺だけではないはずだ…。

 

平和島の水面特徴

機力があればどこからでも首位を狙える、しかもそれはそう珍しいことではない、そんな水面特徴をファンは良く知っているということだ。

平和島に話を戻す。イン勝率はだいたい50%に満たない程度と捉えておくと間違いないだろう。

つい先日話題に挙げた徳山の直近のイン勝率70%と比較するとやはりイン劣勢であることが分かる。このデータと合わせて俺の感覚的な印象を付け加えるなら、インは弱いが“剛腕勝負のまくり水面”でもないというところか。

とにかく差し・捲り差しがおもしろいように決まるイメージが強い。インコースの先マイに少しでも隙があればその内に1艇、2艇と次々に差しが殺到。その艇がバックストレッチをスイスイと伸ばして2Mで首位に踊り出るパターンだ。

インが弱いからといって捲りの高配当を無理に狙っていくことはおすすめしない。

俺がキーポイントにしたいのは、機力劣勢のイン選手を探すことと合わせて、差し・捲り差しで勝てる選手を探すこと、そして1周バックストレッチの最内を通る選手を意識した展開予想をすることだ。

 

俺が睨む今回注目のモーター

それでは最後に、直前のマスターズリーグでいい動きをしていたモーターをいくつか紹介。

  • 54・30・53・29(伸び系)
  • 79・20・72・32(出足系)

2連対率の低い本体も含まれているが注目していて損はないと伝えておく。