「G1開設68周年記念ツッキー王座決定戦」俺のコラム #029

2020年11月15日ボートレース津で「G1開設68周年記念ツッキー王座決定戦」が開幕する。グランプリ出場をかけた最後の勝負駆け「蒲郡・チャレンジカップ」出場の選考期間を過ぎている(10月末)ため賞金争いの山場は過ぎたと言えるが、現時点でグランプリ出場圏内(ランキング18位以内)にいる選手は、この津での賞金上積みも非常に重要になる。

深谷知博は現在ランキング6位としておりグランプリ2nd(ランキング6位以内)圏内にいる。下からの追い上げを考えるとランキングを押し上げたいところだ。11位の茅原悠紀も恐らくグランプリは大丈夫だろうが、チャレンジカップは不出場のため、この津での稼ぎは非常に大きな意味を持つことになる。

ちなみに実力者である太田和美(38位)、今垣光太郎(41位)もチャレンジカップ不出場。この大会で優勝クラスの活躍をしても18位には届かない見込みで、事実上、今年のグランプリ戦線からは離脱ということになる。非常に残念だが、また来年の快走に期待したい。

日々の賞金ランキングはオフィシャルサイトなどでも確認できるのでその辺りの変動もチェックしながらレースを観戦するのもいいだろう。

 

さて、津の記念に話を戻そう。まず我々穴党にとっては「とてつもなく厳しい戦い」になると思っておいたほうがいい。津はインが鬼のように幅を利かせる“イン天国”だ。大村・徳山と同等クラス、それ以上に“逃げる”かも…。いつもは感覚や経験値で書き連ねているが、今回はちょっとばかりデータを拾ってきた。

昨年5月に津で開催された同大会6日間(全72レース)の決まり手は「逃げ42本」「差し11本」「捲り差し9本」「捲り3本」「抜き5本」「恵まれ2本」だ。ついでに万舟決着を数えてみると12本。発生確率は16%程度だった。ちなみに開催三日目は、逃げ8本で万舟決着はなし。よりリアルに厳しさを実感できるデータだと思うのだがどうか。

ちなみに、俺にはこのデータに近い感覚があるので、普段、平場の津で舟券を買うことは滅多にないのが現実だ。ただ、おもしろいデータもあった。5mを超すホーム追い風が吹いていたと記録されている開催四日目は逃げ決着が1本で、万舟が5本も発生していた。

ちなみに差し・捲り差しが8本。強い追い風のコンディションなら明らかに差し艇が有利な水面と化すのだ。穴党にとっても文字通り“追い風”となるデータではないだろうか。

 

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