「SG第35回グランプリ」俺のコラム #031

さあ、今年もこの季節がやってきた。ボートレース平和島で「第35回グランプリ」が開幕。2020年の大一番・ボートレース最高峰の戦い、豪華絢爛の1億円バトルに酔いしれるとしよう。

 

(とはいえ舟券は冷静に)ボートレース平和島にグランプリが帰ってきたのは2014年開催以来6年振りのことだ。茅原悠紀が6コース差しでグランプリの称号をかっさらった衝撃的なあの瞬間からもう6年が経過したということか…どうりで俺も年をとったわけ…そんなことはどうでもいいとして。

例年ならボートレース住之江で開催されるグランプリだが、今年は平和島での開催だ。圧倒的なイン水面である住之江開催よりも楽しみにしていた穴党も多いのではないだろうか。SG戦とあって“イン強し”の展開に大きな変わりはないが、パワーがあれば大技が決まり、高配当が乱舞するのが平和島の水面だ。せっかくの機会なのだ。俺も“平和島モード”で戦ってみようじゃないか。

 

直線系のパワー勝負が狙い目

そんな俺の今回のテーマは“徹底的に直線主義”だ。出足・回り足系を武器にした1マーク差しや、まくり差しといった“抜け出し系”ももちろんありだが…何度も言うがせっかくの機会だ。今回は“グングン伸ばす直線系のパワー勝負”を追いかけてみようと思う。ただし、これは浮かれた穴男のお祭り気分ではないぞ。平和島は1Mが窮屈なプール、そしてバックストレッチは内が伸びるという傾向も加味した上でのことだ。1Mが窮屈となると、とにかく1Mで“先手が取れるか”が重要だ。

高配当を狙うなら

高配当で狙っていきたいのは“カド”艇がまくって1M先手攻撃を放つレースだ。4カドはもちろん、前付け艇を入れての5カド、や6コース単騎ガマシもカド扱いだ。意表を突く3カドもそうだ。“伸びる”選手のカド戦を起点にしたレースが狙いだ。1Mが窮屈な分、スロー勢がダッシュ勢に叩かれるとたちまち舟券圏外へ沈むことになり、ダッシュ連動舟券が有力になる。先にも挙げた通り、バックは内が伸びる。例えば3カド選手がまくった内を4・5コース選手が差して伸びれば、3~5コースのBOX券の完成だ。序盤は25号機(山口剛)・37号機(峰竜太)69号機(佐藤翼)58号機(秦英悟)あたりに注目しよう。あとは実戦で必ず伸びる高配使者を見つけ出す。佐藤翼・秦英悟などいかにもな穴党注目の存在だ…。伸びる峰から買ったのでは配当に期待できないが、峰の外が差し伸びて一着なら高配は必至だ。