「予想で必要なデータとは」俺のコラム #019

競馬、競輪、オートレース、これらの娯楽には“データ派”とカテゴライズできるファンが存在する。過去の実績や傾向などの数値(データ)に重きをおいて予想、立ち回っていく。いわば “流派” のようなものだ。

例えば「A選手が展示タイム一番時計を出した時の1着率は何%で、ワーストタイムを出した時は3連対率が何%」などとアプローチしていくのもデータ派が予想する手法としてある。

しかし俺はこういったデータに関しては一切魅力を感じない。他人の手法を否定したり異議を唱えたりする気は全くないが、このコラムを当初から読んでくれている方は知っての通り、俺は一貫して機力評価をベースにした予想をしている。「機力こそ全て」というスタンスのもと、日々、レースライブやレースリプレイを見て狙える機力、気配を探し出し、そこで見つけた狙いをベースに予想を立てていくのだ。

と、大げさに言ってみたものの、厳密に言えば “全て” ではない。今回はそんな話だ。

 

俺にとっての“データのようなもの”

毎日のようにレースを見漁っていると自ずと “記憶” が蓄積されていく。“印象”や“傾向”といった甚だ抽象的で漠然としたものであり、とても“データ”とは呼べないが、俺から言わしてもらうと  “データのようなもの” だ。あくまで機力評価をベースにしているが、厳密に言えばそれらを予想のアクセントに用いているということだ。

最近ではJLCが提供している新概念データが有名。「逃げ率」「逃がし率」などのコースデータを重要視したもので、今急速に浸透をしている分かりやすくて、イケてる予想に使える有効なデータだ。そんな優秀な予想データがあるにも関わらず俺は「A選手のイン戦は信頼できない」などと記憶や印象に頼っているのだから何とも恥ずかしい限り…。

 

直近の実例

しかしまあそんな俺でもそれなりに高配当を的中はさせている。直近では、ボートレース福岡で開催されている「オールレディースLOVEFM福岡カップ」4日目10Rで2万舟を的中。中堅程度の機力と見ていた五反田忍がインから負けて高配当となった。

俺の“データのようなもの”には五反田忍、細川裕子、川野芽唯、竹井奈美、この辺りのイン戦は「頻繁に飛ぶ」とインプットされている。(実力は申し分ないのだが)

後になり五反田忍の近況を見てみると、近況6ヶ月のイン1着率は約40%、直近10走では10戦3勝と頼りのない内容。俺の “データのようなもの” と概ね一致するような内容だった。

上手くいかないこともあるだろうが、やっぱり俺はしばらくこの方法で予想をしていくだろう。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です