毎回、高配当を狙って獲ることにスポットを当てた内容でお送りしているが、今回はその一部を掘り下げていく。とはいえあくまで個人的な見解であり、個人的に意識している点にすぎないことはご理解頂きたい。
これを参考にしたり、アレンジしたりするなどして読者それぞれの手法に役に立つころがあれば幸いだ。
進入は罠?あえて逆を行くのも穴党の宿命
例えば凄く出ている(噴いている)選手が5号艇で出走、5コース進入のレースがあったとする。出ていることが周知のことならオッズ評価も高くなる。
そこまではいいとして、普通にいけばインが逃げそうなレースでも5のアタマが結構売れているのだ。そんなオッズをよくよく目にする。しかしそんな5号艇の足色が “出足系” だったりするのだ。個人的には5号艇5コースはいくら出足が良くてもアタマでは狙いにくい…と思ってしまう。むしろ、インが逃げて、5は強力な出足を武器に1Mを捌いて1-5決着に落ち着く本命向きのレースに思えて仕方がないのだ。これが伸び系の仕上がりなら話は全くの別だ。配当とも相談だが5枠であろうとも伸びが強力なら積極的にアタマで狙っていってもいいだろう。
レースの穴選びには予習が必須 伸びる選手の本当の買い時とは?
その5が伸びてまくるなら6コースの展開戦は?などと期待も膨らむ場面だ。多少大げさかもしれないが、出足は手堅く着をまとめる足。一方で、伸びは力でねじ伏せる1M即決の大技にも期待できる足だ。穴党ならどちらを探すべきか。やっぱり伸びではないだろうか。とはいえ伸びる選手を見つけたからといっていつでもアタマ固定で無条件では買うことは無謀だ。
インから逃げて勝ったのでは高配当にはならないのでパス。6コース進入時は?いくら伸びるといってもさすがにコースは遠い。アタマで買うのはパス。差してバックストレッチで伸びるレースをイメージして2着に付けて配当狙いならありだろう。2コース進入時は?イン選手がスタートを決めてくる選手なら伸びて攻めても抵抗されるリスクがあるので注意が必要だ。
この場合はむしろ3の展開戦が狙い目。伸びる2を直接的に狙わない手法だ。このように、伸びる選手を見つけた時も枠やコース、そして相手関係によって狙い方や、期待度は変わってくる。見つけたからといって “いつでも買い” というわけにはいかないのだ。最も買いやすいのは3・4・5コースからレースをするときだ。その時に狙いを定めて待つことも時には重要だ。
とにもかくにも、まずは伸びる選手を見つけることが万舟への近道だ。